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2006.09.28

秋の音 vol.8

いわゆる「無人島にもって行きたいアルバム」のなかの一枚、スラップ・ハッピーSLAPP HAPPY「アクナルバサック・ヌーム(ACNALBASAC NOOM)」。Music11 もう一枚別バージョンで「CASABLANCA MOON」という商業的ヒット狙いのアルバムがあって、これはその裏版(逆さ読み)でアレンジの精密さには欠けるけどそれぞれのパートの演奏の生々しさがとても出ていて、初めて聴いたときの衝撃は小学生の時にいとこの兄貴に見せられたKISSのポスターに匹敵するくらいの代物だった。スラップ・ハッピーの奏でるひねくれた音楽や歌詞以上にダグマー・クラウゼの抑揚のきいたどこまでも優しいヴォーカルが最高に気持ちよく(ちょっとキャロル・キングにも通ずるところがあるかも)、ジャーマン・プログレッシブ・ロックというカテゴライズでは片付けれない普遍性があるのでは。とにかく聴いてみてください。(最近何故か来日したけど運悪く行けませんでした。)

神奈川県にお届けのお誕生日アレンジメントとお持ち帰りのブーケ。Ar69b Bouquet45 fleurs tremolo

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2006.09.26

鳩の巣

我が家の庭のクロガネモチの木に鳩が巣を作り2羽の雛が孵った。先日の台風のあと巣立ったらしく、親鳩とともに見なくなったと思っていたら今朝子供がベランダから巣を覗いていると一羽が帰ってきていた。Cimg0844 Cimg0845 どうやら居心地がいいのか、安心しているのか、子供達は、ずっとここにいればいいのにね、またここで赤ちゃん産めばいいのにね、と話してました。君らもいつか巣立つときが来るんだよ、とまだまだ先のことを考えしみじみしたちょっと肌寒い秋の朝でした。

バラ「デザート」を使ったアレンジメントと、グリーンアナベルとタニワタリのみで作ったモダンアレンジメント。 Ar52 Ar55fleurs tremolo

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2006.09.25

秋の音 vol.7

NISSANマーチのCMでながれている女の子がハミングしているあのカワイイ曲。映像と併せてとても秋のイメージで良いのだけど、今回の一枚はその曲のオリジナルヴァージョン、つまり元ネタ、デペッシュ・モードDEPECHE MODE 「ニュー・ライフ(SPEAK&SPELL)」(廃盤)。Dscn0556 オリジナル曲はこのアルバムに最後に収録されている「Just Can't Get Enough」で当時これも英チャートでヒットしたけどこちらはまったく秋な感じではない。そもそもファーストアルバムなのに世界的エレクトロ・ポップ職人のヴィンス・クラークが在籍した最初で最後のアルバムで、彼の脱退のあとデペッシュ・モードはどんどん退廃的になる一方で、ヴィンス・クラークはアリソン・モイエと組んだヤズー(「Only You」が大ヒット)やイレイジャーなどでポップ路線を邁進していく。ここ数年いろいろなCMで80年代に流行った洋楽が使われているけど、多分広告会社の社内でのポジションが高まりつつあるディレクター達が彼らと同じようにベストヒットUSAやMTV世代のひとをターゲットにして誘っているのじゃないかと深読みしてしまう。

東京にある料理学校の校長先生にお届けした、ローリエの葉を貼り付けた鉢にシックな色のミニ胡蝶蘭とライムポトスを寄せ植えしたお誕生日のお祝い。Pot32c fleurs tremolo

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2006.09.23

彼岸の色

今日は娘の幼稚園での初めての運動会。午前中の予約が入ってなかったので開店時刻をずらして午前中お休みにして見に行こうと思い、いそいそとシャッターにつける張り紙を作ったり留守電をいじったりしてたら注文の電話がなった。勤めてるときも結婚式などで祭日は確実に出勤してたので慣れっこだけど、やっぱり子供達の行事を見に行けないのはつらい。妻にカメラとビデオ撮りを託して家を出る。幼稚園も行事を日曜日にしてくれればいいのにと思いつつ、仕事をしてると、意外にもお供えの墓花を求めてくるお客さんが結構いらっしゃる。あいにく菊らしい菊や作り置きの墓花などは置いてないので予算を聞いたりしながらある花で対応する。さすがにお彼岸、お店を初めて半年も経たないので、お盆のときと同様に傍観していたけど、菊の需要はあるものだ。ただこのお店に、いかにもな菊のコーナーを作ったり、お供え用の作り置きを用意するのはどうも絵的に抵抗があるので今後もやらないと思う。実際、田舎にある畑から採ってきて店に並べている穂物や、線の細い流れるようなコスモス、オミナエシ、オトコエシ、シュウメイギクなどを少しのトルコキキョウや淡い色のスカシユリなどと合わせて組んだ墓花のほうが清清しくてありきたりのものより新鮮だと喜んでくれるお客さんも多い。それがこの店のカラーになればいいのじゃないかなと思う。

写真はディスプレイ用にアッシュグレイさんから仕入れたアンティークの白いハシゴ(販売もできます)Shop40 と最近の店内の様子。Shop30 Shop42 fleurs tremolo

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2006.09.22

秋の音 vol.6

エヴリシング・バット・ザ・ガールEVERYTHING BUT THE GIRL 「Night and Day」(CD single)。Dscn0538 彼らの初期の頃の曲で、ミュージカル、映画音楽の作曲家コール・ポーターのカヴァー。トレイシー・ソーンの物憂げなVo.がとても秋に合う。この曲で初めてコール・ポーターの名前を知ってから(曲は映画などで聴いたことあったけど)、1990年に発売されたコンピレーションアルバム「Red Hot + Blue」もつい手を出してしまった。Dscn0565 このアルバム、エイズ撲滅チャリティーの一環で作られたコール・ポーターへのトリビュートなのだが、参加アーティストがアズテックカメラ、デヴィット・バーン、ポーグス、イレイジャー、トム・ウェイツ等等。あまりにも自分の好みにはまったひと達ばかりだったので、ついついVHSも購入してしまった(今となっては貴重な映像集だと思ってたけど、最近DVDで再発されたらしい)。ただU2の「Night and Day」はちょっといただけなかったので、EBTGの勝ち(こっちをいれればよかったのに)。

神田さんのバラ、「マジックモカ」を使ったアレンジメントと、「イブピアジェ」を使ったミニブーケ。Ar67 イブ系のバラは濃淡でピアジェ、ミオラ、シルヴァなどがあるが、3種ともそれぞれDscn0530 微妙なトーンでいろいろな色合わせができるので好きなバラのひとつ。fleurs tremolo

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2006.09.20

ジャン・コクトー

詩人、小説家、評論家、画家、映画監督、現代ならさしずめマルチクリエイター、プロデューサーという職業になるだろうという多彩なひと、ジャン・コクトーJean Cocteau (1889-1963)。Dscn0494_1 学生時代、美術部にいたり、フレンチ・ポップを聴いたりしてたので、初めはフランス=小洒落た文化、という形からかじったのだけど、いろいろ読んだり、観たりすると自身の才能もすごいが彼をとりまく人々もすごい。パブロ・ピカソ(彼のシンプルだけど深いデッサンはピカソから影響されてると思う。)、エリック・サティ、ココ・シャネル、ジャン・ジュネ、レイモン・ラディゲ等々、フランスを代表する才人が集まっている。自分の中でフランス文化の多くは精神論や哲学、宗教観が絡んで少々難解なイメージがあるけど、彼らの作品はすごく自由で、衝動的な感じがしてとても好きだ。ここからトリュフォー達のヌーベルヴァーグや「ポンヌフ」のカラックス達のネオヌーベルヴァーグ世代も生まれたのではないかと考える秋の夜。 

撮影用アレンジメントの数々。 fleurs tremolo

Dscn0515 Dscn0514

Dscn0497 Dscn0504

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2006.09.19

ちょっとお知らせ。

ちょっとお知らせ。11月に広島市安佐北区にあるカフェ・ド・ドゥ!(Cafe du Do!)さんがハンドメイドの雑貨を集めたイベントをされるそうです。Dscn0496_1 素敵な一軒家で、オリジナルのパスタやケーキがとても美味しいお店です。紅葉の季節、ちょっとドライブがてら行かれてみては。自然がいっぱいのなかでいただくランチで幸せな気分になりますよ。

Bouquet43 男性のお客様から、奥様にプレゼントされるブーケのご注文。手にはケーキが。これも幸せな気分になります。fleurs tremolo

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2006.09.18

秋の音 vol.5

ロバート・ワイアット(Robert Wyatt)「シュリープ(Shleep)」。Dscn0488 元ソフトマシーン。クラシック、フリー・ジャズや現代音楽を素晴らしいメロディーというフィルターにかけて分かりやすく教えてくれたアーティスト。まずジャケットのほのぼのさにやられた(奥さんが描いているらしい)。音を聴いても、その優しい歌声やアイロニックだけど尖ってない詩にこちらもほのぼのしてしまう。秋のBGMに最適。

結婚祝のアレンジメント。Ar61a 蓋つきの木箱にアレンジ。Dscn0489 fleurs tremolo

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2006.09.16

秋の音 vol.4

スタジオレクに比べたら完成度、音の多さ、緻密さには劣るけどライブ盤が好きだ。なかでも元10,000マニアックスのナタリー・マーチャントNatalie Merchant「live in concert new york city '99」Dscn0474 とヴァン・モリソンVan Morrison 「NEW YORK SESSIONS '67」。Dscn0468 2つともNYで録られたもので、冷たく乾いた街のなかで暖かなひとの息吹がすれ違うという自分のNYに対する美化されたイメージにはまっているからという理由。多分このイメージはウッディー・アレンの作品や、ニコラス・ケイジの「月の輝く夜に」を観たからだと思う。(最近のケイジはショウビズ化してるけど、この作品とコーエン監督の「赤ちゃん泥棒」は最高に面白いので見つけたらレンタルしてみてください。)

ディスプレイしたりしてるせいか、最近秋のリースの注文が入る。レッスンでも作りたいという希望が多いので幾つか写真を。Wreath04a Wreath02 Wreath03 fleurs tremolo

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2006.09.14

秋の音 vol.3

ジェフ・バックリーJeff Buckley「GRACE」。Dscn0453 奇跡の声をもつアーティスト。11年前、来日ライブに行くことができた。真冬の東京「新宿リキッドルーム」に彼がいた。The Smithsのモリッシーの奇妙な振り付けを真似たりしてお茶目なところもあったけど、実際に目の当たりにしたその歌声の音域の広さと声量の凄まじさはスタジオテイクをはるかに凌いでいた。特に「hallelujah」の圧倒的な表現力。今まで数々のライブを見に行ったけど初めて泣いた(となりの女の子も泣いていたけど)。彼が30歳の若さでこの世を去ったのは悲しいことだ。

もう一枚、彼の父親、ティム・バックリーとアサイラム・レコードつながりで、トム・ウェイツTom Waits「FRANKS WILD YEARS」。Dscn0454 酔いどれ詩人。初期も好きだけど、映画「ダウン・バイ・ロー」で競演したジョン・ルーリーのNYオルタナ・ジャズロックバンド「ラウンジリザーズ」のギタリスト、マーク・リボーが参加しているこのアルバムの頃から今のノスタルジックな多国籍サーカスみたいなスタイルになっていったのじゃないかと思う。1st「Closing Time」と合わせて大好きな一枚。ジム・ジャームッシュ「NIGHT ON EARTH」のサントラもおすすめ。

バラ「カンパネラ」を使ったちょっと早めの「敬老の日」アレンジメント。Ar60 fleurs tremolo

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2006.09.11

秋の音 vol.2

秋に聞きたい2枚のフレンチポップ。ブリジット・フォンテーヌとクロディーヌ・ロンジェ。Dscn0449_1 フランス・ギャル、ジェーンバーキン、シャルロット・ゲンズブールなどのロリータ系ウィスパーヴォイスよりもちょっと大人な感じに聞きたいこの季節にはまります。 前者の(COMME A LA RADIO)は多分どこのカフェや雑貨屋さんも持ってるだろうと思うくらいの名盤で、後者の(LET'S SPEND NIGHT TOGETHER)はカヴァー曲がほとんどだけど、アコースティックなアレンジがとても爽やかで特にビーチ・ボーイズとレナード・コーエンのカヴァーがとても良いです。

淡いパープル系のバラのなかでは一番好きで花弁のダメージも少ないトクナガ(生産者)さんの「ミスティーパープル」を使ったアレンジ。Ar59 fleurs tremolo

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2006.09.09

秋の音 vol.1

秋に聞きたいCocteau Twins(コクトーツインズ)は、Voのエリザベス・フレイザーのどこまでも響き渡る透き通った歌声とエフェクターかけ過ぎと思うぐらいディレイやフランジャーのかかったギターが唯一無二の存在感を放つ’82年にイギリスの4ADレーベルからデビューしたグループで、ガラスの粒子がキラキラ舞うようなサウンドとちょっと愁いを帯びた世界はこれからの季節にぴったりです。Shop33 (写真は7inchEP「Twinlights」、初めてのひとにおすすめは「Heaven or Las Vegas」) このバンド、だいぶ前にHONDAのCMに使われたり、香港の歌姫で女優のフェイ・ウォンがリスペクトしてたりで聞いたことある人もいるんじゃないかと思います。

2枚の写真はお世話になっている木造注文住宅メーカーさんのショールームの秋のディスプレイ。fleurs tremolo

Ar56b Ar57b

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2006.09.07

2人の英国人

いまでこそあまり観ないが(子供と一緒に観るディズニー映画は別だけど)学生時代は映画館に行ったり、毎日のようにビデオレンタルして映画を観ていた。多いときには朝まで5本立てで観たことも。一時はまったのがイギリス人監督のデレク・ジャーマンとピーター・グリーナウェイの2人。デレク・ジャーマンは高校生のときにthe SmithsのPV「Queen is dead」で衝撃をうけてから、ピーター・グリーナウェイは「ZOO」「コックと泥棒、その妻と愛人」などの作品からシンメトリックな映像の美しさがとても印象に残った。2人の作品に共通するのは音楽が映像とともに脳裏に焼きつくほどインパクトがあるということ。特にグリーナウェイの作品のほとんどの音楽をてがけたマイケル・ナイマン(一番有名なのは別の監督の「ピアノレッスン」だけど)は前衛的な現代音楽の作曲家のなかでは最もわかりやすくて、旋律の良さも際立っている。そういうわけで自分の作る作品やディスプレイがシンメトリックなものが多いのは多分彼らの影響だと思う。デレク・ジャーマンはHIVにより亡くなったが、彼の晩年に出版された「garden」(写真)は影響をうけたガーデナー達がよく紹介しているので見つけたら読んでみてください。Dscn0420 fleurs tremolo

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2006.09.04

狩り

うちの家族は代々行楽というか果実狩りが好きで、苺、ブルーベリー、梨、葡萄、蜜柑、柿、栗など子供のころからいろんなものを田舎に行って狩らせてもらってきた。この店休日にも葡萄を狩りに行ってきた。自宅の庭と芸北にある畑にも果樹が幾本かあって、市場で高値をつける季節の「実物」を熟す手前のタイミングを見計らって採ることができる。そんな家庭だから休日には子供達を連れてたいてい山で過ごすことが多い。自然への憧れというほどのものでもないが、自分の五感で接する季節は子供達の心に残ると思うし、何より街なかで働く自分が癒されている。

チョコレートコスモスと山道で見つけた穂物を束ねて、撮影用のブーケを作りました。 tremoloBouquet40b_1

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2006.09.01

秋めく

今日から9月です。まだ暑い日が続きますが、そろそろ店内も秋の雰囲気をだそうかと花の仕入れをしています。Dscn0406_1

Dscn0402秋から冬になって、春が訪れる季節の流れが一番すきなので、これから紅葉や実物を店に並べるのが楽しみです。

これは実家で摘んで来たブロンズフェンネル(だと思う)です。茎も紫がかっていてとてもきれいです。Dscn0386_1

割れたガラスベースに押し葉にした丸葉マンサクの葉を貼りました。こうすると割れたガラスを捨てずにディスプレイにリサイクルできます。Dscn0405_1

最近作ったアレンジメントです。Ar49b_1  

Dscn0382_1

fleurs tremolo

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